ドラマ『プロット・アゲンスト・アメリカ』予告編

  • 4 年前
ドラマ『プロット・アゲンスト・アメリカ』予告編 - 米文学界の巨匠フィリップ・ロスの傑作歴史改変小説を『ゲーム・オブ・スローンズ』のHBOが映像化。全く新しいナチス占領時代を描いた海外ドラマ『プロット・アゲンスト・アメリカ』。

株式会社スター・チャンネルが運営するAmazonPrimeVideoチャンネル「スターチャンネルEX-DRAMA&CLASSICS-」は、米現代文学の代表的作家フィリップ・ロスの歴史改変小説を『ゲーム・オブ・スローンズ』のHBOがドラマ化した『プロット・アゲンスト・アメリカ』を2020年6月9日より独占配信開始。さらにBS10スターチャンネルでは7月9日より独占日本初放送決定。

代表作『さよならコロンバス』など、キリスト教国に暮らすユダヤ人の苦難や葛藤を真正面から扱ってきた、アメリカを代表する作家フィリップ・ロス。彼が、もし第二次世界大戦中の1940年大統領選で、反ユダヤ主義で親ヒトラー派の英雄的飛行士チャールズ・リンドバーグが現職のルーズベルトに勝利していたら…という設定のもと、あるユダヤ人家族の視点から急変するアメリカを描いた歴史改変小説『プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが…』(2004年出版)を、『ゲーム・オブ・スローンズ』のHBOがドラマ化。ロスの名著がHBOのマジックでどう映像化されているか、乞うご期待。

ウィノナ・ライダー、ジョン・タトゥーロ、ゾーイ・カザンら豪華キャストが40年代のユダヤ人の苦悩を熱演。物語の主人公となるレヴィン家の夫婦を『ルビー・スパークス』のゾーイ・カザンと『ザ・ミスト』のモーガン・スペクターが演じ、ゾーイ・カザン演じるベスの姉で、リンドバーグに傾倒し、レヴィン家にトラブルを巻き起こすエヴリン役をウィノナ・ライダー、ユダヤ教の聖職者でありながらリンドバーグを支持し、彼の政権の参謀となるラビを『バートン・・フィンク』のジョン・タトゥーロが演じる。また、『マリッジ・ストーリー』のアジー・ロバートソンがレヴィン家の次男フィリップを演じる。

そしてこの度、本作の予告映像が解禁となる。

解禁された映像では反ユダヤ主義で親ヒトラー派のチャールズ・リンバーグが当選したことにより、国中でユダヤ人差別が激化するのではないかと、アメリカに住むユダヤ人たちが次第に不安に駆られる様子が映し出されている。ただでさえ窮屈な生活を強いられているユダヤ人たちに対して、国は新大統領の当選に湧き一見希望に溢れた政権が始まるという国民の期待と、さらに辛い未来が見えたユダヤ人の対比が皮肉を物語っている。そしてそれに反発しようとするが表情はどこか悲しげな主人公一家の奮闘が気になる映像だ。現実では今年2020年の11月にはアメリカ大統領選が控えており、未だ解決し切れていない人種間問題や、昨今のコロナの影響で結果が気になる今まさに、チェックしておくべき海外ドラマとなっている。

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