『バルカン・クライシス』
  • 4 年前
『バルカン・クライシス』予告編
1999年、泥沼の内戦により、地獄の戦場と化したバルカン半島を舞台に、空港を制圧したロシア精鋭特殊部隊が、わずな戦力で、圧倒的多数のコソボ解放軍を迎え撃つ姿を激しい戦闘シーンとともに描いた戦争アクション大作『バルカン・クライシス』の予告編がコレ。

長年に渡って「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれ、紛争が絶えないバルカン半島。ロシア・セルビア合作の本作は、1999年にコソボ紛争で実際にあったセルビア系住民のジェノサイド事件、ロシア特殊部隊による空港制圧作戦と、勝ち目なき戦闘に挑んだ兵士たちの英雄的な戦いを描いていく。

舞台は99年のバルカン半島。NATO各国はアルバニア人によるコソボ独立を支持し、これに反発するセルビアに対し空爆を開始する。一方、ロシアはセルビア支援を決め、コソボ解放軍がセルビア人を虐殺している事態を打開するため、平和維持軍の派遣を決める。

そうした中、ロシア精鋭特殊部隊に言い渡されたのは、戦略的要地のプリシュティナ空港を制圧し、平和維持軍到着まで、その地を守ること。指揮官のベックとシャタロフたち精鋭部隊は、NATO軍の機先を制して空港制圧に成功する。だが、小部隊の彼らに対し、空港奪還のため、圧倒的多数のコソボ解放軍が猛攻を仕掛けてくる。

わずか数名の特殊部隊VSコソボ解放軍の戦闘は激烈さを極める。砲弾も含めた、激しい銃撃戦が繰り広げられる。ロシア軍の大物将校を軍事アドバイザーとして迎え本作は、まさに本物の迫力。撃っても撃っても、次々と襲いかかる敵兵に「全く数が減らん」と叫ぶ特殊部隊の兵士たち。絶体絶命の危機の中、はたしてシャタロフたちは、ロシア平和維持軍が駆けつけるまで、耐え抜くことができるのか? 心がブッ壊れなけりゃ生き残れない。それが戦争だ」というつぶやきもリアルな戦争アクション大作に仕上がっている。

『バルカン・クライシス』は2020年5月2日リリース。

【STAFF・CAST】
監督:アンドレイ・ヴォールギン
CAST:アントン・パンプーシュニー(『ガーディアンズ』)、ユーリ・クツェンコ(『ナイト・ウォッチ』)、ミレーナ・ラドゥロヴィッチ、ゴイコ・ミティック、ミロシュ・ヴィコヴィッチ
お勧め