左官 挟土秀平「不安の中に成功がある」プロフェッショナル 仕事の流儀

  • 8 年前
職人受難の時代に、「土壁」に魅せられて、型にはまらず、狂気なまでに疾走し続ける、稀代の左官職人挾土秀平が伝える、誇りある生き様を貫くための覚悟と勇気。

挾土秀平 (はさど しゅうへい)
左官。1962年岐阜県高山市生まれ。
1983年技能五輪全国大会優勝。1984年同世界大会出場。
2001年挾土組を退社し、「職人社秀平組」を設立。
土にこだわる壁作りを目指し、日本全国はもとより海外でも活躍の場を広げている。
普段は、近代的な建築物や個人住宅の壁塗りを行う傍ら、
日本の伝統的な土蔵や茶室の壁塗りを行う。
天然の土と素材を使った独自の世界の塗り壁作りは、
モダンかつ斬新でほかに類がなく日本全国に活躍の場を広げている。
左官だけにとどまらず、自然に還るものだけを使った空間や作品を数多く発表 し、
画廊・ギャラリーによる個展活動も含め幅広い活動を展開している。
代表的な仕事は、「八ヶ岳マツボックリの野菜蔵」「金沢黄金の蔵」
「ザ・ペニンシュラ東京」「洞爺湖サミット」「アースメイク」「氷雪の壁」など多数。
著書に『のたうつ者』(毎日新聞社)、壁と詩を綴った三部作『青と琥珀』『歓待の西洋室物語』『光のむこう』(木耳社)。

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