市民の“グリーン革命”

  • 11 年前
BS世界のドキュメンタリー 2013.7.31.

アメリカの公共放送局が放送した持続可能エネルギーの具体策を紹介するシリーズの1本。市民自身がエネルギー消費行動を変えようと立ち上がった5つの自治体を訪ね、取り組みと成果を紹介する。
メリーランド州のボルチモアでは、低所得者住宅地で地域ぐるみの省エネを呼びかけ、年間200万キロワットhを節電、光熱費を7%削減した。カンザスでは16のコミュニティーがエネルギー効率を競い合うコンテストを実施。賞金10万ドルを目指して住民同士が知恵を出し取り組んだ結果、200万ドル相当を節約することができた。省エネだけでなく、家庭の出費も減り、地域経済も活性化するなど、さまざまな利点があった。
石油生産で有名なアラスカ州。寒さが厳しい冬季に膨大なディーゼル燃料を消費してきたが、流木を活用したバイオ燃料や地熱を利用した暖房設備の導入で、エネルギー消費を大幅に削減。オレゴン州ポートランドでは、30年前に高速道路への投資を削減し、自転車道と公共交通機関への投資に切り替えた。現在はアメリカで最もグリーンな町と言われ、経済的にも安定した。

原題:Earth: Energy Quest USA
制作:Passport to Knowledge Productions (アメリカ 2012年)

お勧め